未経験からエンジニアへの転職活動体験談
元臨床検査技師のゆる(27♀)です。約5か月間プログラマカレッジに通って転職活動し、この度無事に内定をいただきました。
この記事ではプログラマカレッジの就活支援や、実際の転職活動についてまとめています。未経験からエンジニアへの転職を考えている方の参考になれば嬉しいです。
プログラマカレッジの就活支援について
まずプログラマカレッジの就活支援についてです。
生徒1人に対して就活担当の方が1人つくので、就活に関するやり取りはこの担当者としていくことになります。
面接対策資料をもらえる
もらえる資料は以下のとおりです。
・履歴書、職務経歴書テンプレート
・想定される質問シートと回答例
・面接対策シート
・面接直前の確認ポイントシート
・SPI、性格診断対策シート
・プログラミング試験例題
面接なんて数年ぶりだったので、これらの資料はとても参考になりました。
資料添削
履歴書や職務経歴書を添削してもらえます。
また、想定される質問シートの中で答え方に迷う質問についても、一緒に回答を考えてくれます。
面接練習
私は1回でしたが、希望すれば複数回やってもらうことができます。
書類審査申し込み
270件ほどの求人情報が入ったファイルをいただきました。求人の内訳はやはりSI系企業が多く、WEB系企業は少なかったです。
私の場合はその中から興味のある企業を40社ほどピックアップし、履歴書と職務経歴書を送ってもらいました。この時私がピックアップした企業は、WEB系を中心に待遇のいいSI系企業数社です。
人によっては求人のある企業すべてに書類を送って、面接依頼が来たところを受けていく場合もあるようです。
企業とのやり取り
面接の日程調整、面接辞退の連絡、合否連絡、年収交渉等、企業とのやりとり全般をしてもらえます。
これらをやってもらえることで面接に集中できたので、非常に助かりました。
各企業の面接情報
過去の質問内容や担当者の印象、面接のポイントなどを教えてもらえます。
特に過去の質問内容を教えてもらえるのはありがたかったです。同じような質問をされることが多いので、対策しておけば比較的スムーズに受け答えできました。
プログラマカレッジの就活支援まとめ
・模擬面接等、面接対策をしっかりやってもらえる。
・企業とのやりとりをしてもらえて、面接に集中できる。
どんな会社の面接を受けたか?
ここからは私が受けた会社について説明します。その前にまずはIT業界の分類について少し。先に名前だけ出たものも含めて軽くまとめました。
- SES
System Engineering Serviceの略です。技術者派遣サービスとも呼ばれ、客先に常駐して働く形態です。派遣との違いは、指揮命令権が派遣元にある点です。成果物ではなく労働時間に対して報酬が支払われるので、納品義務はありません。
- SI系
System Integrationの略です。企業の情報システムの構築~導入を請け負うITサービスです。成果物に対して報酬が支払われるので、納品義務があります。
SIerは、システムインテグレーションを行う業者を指します。自社勤務もありますが、客先に常駐して働く場合が多いです。
- WEB系
主にBtoCのWEBサービスやブラウザゲームなどの開発を指すことが多いです。自社勤務が多いですが、客先に常駐する場合もあります。
私はBtoCのWEBサービスに興味があったので、WEB系を志望していました。
私が受けた会社について
面接依頼が来た8社の中で、実際に面接を受けたのは7社でした。内訳はSI系3社とWEB系4社です。
主な使用言語は、SI系は大体Javaでした。WEB系はPHPが多かったです。
面接内容について
面接のみが3社、面接+適性試験が4社でした。
私が受けた会社は2次面接が最終のところが多かったですが、3次までやるところもありました。面接時間は大体1時間前後でした。
適性試験については性格診断や基本的な国語問題・計算問題、CABのような問題を出すところもありました。
面接での質問内容について
面接でよくされた質問を紹介したいと思います。
・自己紹介
・志望理由
・カレッジでの研修内容について
・前職について(仕事内容、退職理由)
・エンジニアになりたい理由やきっかけ
・自分の性格について(長所、短所)
・どんなエンジニアになりたいか&どんな仕事をしたいか
・企業選びの軸
・他社の選考状況
・逆質問
大体このような質問が多かったです。
最初は自己紹介からはじまる場合が多いので、自己紹介をスムーズにできるようにすることは大事ですね。
志望理由は求人票や企業ホームページをみて各社頑張って考えました。
研修内容については深く聞かれる場合もあるので、しっかり復習して説明できるようにしておきましょう。
最後に必ず逆質問タイムがあるので、最低3つは質問を用意しておきましょう。ただ、待遇についての質問はあまりしないほうがいいかもしれません。
面接でのポイント
面接の苦手な私が、個人的にポイントだと思ったことをまとめました。
- 目線、笑顔でハキハキ
私はこれがとても苦手でした。
でも最初に笑顔でハキハキあいさつをすることで、そのあとも話しやすくなります。
目線はずっと相手の目を見ている必要はなく、要所要所で合わせればいいと思います。答えに困ると目が泳いでしまったりするのですが、できるだけ泳がせないように頑張りましょう。
個人で受け答えの練習をするときは、鏡の前で自分の表情を確認しながらやるといいと思います。
- 最初は志望度の低いところを受ける
何回やっても面接は緊張します。でも2、3社受けると少しは慣れてきたりするので、最初は志望度の低めなところを受けて練習するといいと思います。
- 各社対策する
私は企業のホームページをみて基本的な情報をまとめたり、志望理由や過去の質問に対する答えを考えておきました。
この作業は短期間に多くの企業を受けるほど大変だと思いますが、志望度が高いところは特にしっかり対策しましょう。
- 熱意を伝える
私はこれがうまくいかず、なかなか苦労しました。でも熱意が相手に伝わりさえすれば、かなり採用に近づくのではないかと思います。
じゃあどうやって熱意を伝えるかってことですね。私はエンジニアになりたい理由やエンジニアとしてやりたいことを、自分の職歴や経験と絡めて伝えられればいいと思います。自分のやりたいことがその企業の事業内容にマッチしているのが前提ですけどね。
私はWEB系を志望していましたが、その理由に説得力を持たせるストーリーがありませんでした。だからうまく熱意を伝えることができなかったんですね。
皆さんはここをうまくアピールできるように頑張ってください!
転職活動の結果とまとめ
最後に私の転職活動の結果報告です。
私は7社受けて1社から内定をもらい、結局そのSI系企業に入社することを決めました。7社のうち2社は選考途中で辞退したのですが、その他4社はうまくいきませんでした。1次は通るけど、2次で落ちるというパターンが多かったですね。
やはりWEB系は技術的に高いところを求められる場合が多いので、未経験者が入り込む難易度は高いです。でも熱意をしっかり伝えることができれば、採用確率は上がると思います。
ネット上ではWEB系自社開発は正義だ!SESは悪だ!というような論調の人もいますが、私は必ずしもそうではないと思っています。未経験者なのでわかったようなことは言えませんが、そういうネット情報に流されないほうがいいかなと。結局は自分が実際にやって、経験したことからしか何とも言えませんけどね。
WEB系企業を志望していた私ですが、結果的に妥協して、まずはIT業界に入り込むことを優先させました。この選択が正しかったかどうかは結果論でしかわかりません。
でも業界に入って2~3年働けば、未経験者というタグは外すことができます。どうしてもWEB系に行きたければ、努力次第でそこから転職することも可能だと思っています。
ということで色々書いてきましたが、私は5月からSI企業でエンジニアとして働きます。
元号も令和に変わったタイミングで、心機一転頑張っていきたいと思います!
今のところは転職後のことも記事にしていく予定です。
良ければまたお付き合いください。